作品名:備前耳付水指 びぜんみみつきみずさし


作者・時代:金重陶陽 かねしげとうよう

認定・受賞・他:重要無形文化財保持者(備前焼)

収蔵場所:藤原啓記念館

大正時代から昭和初期は、備前焼にとって不遇の時代でした。室町時代から続く陶工の家に生まれ、自身も陶工であった金重陶陽は、備前焼のなかで最も人気のあった桃山時代の茶道具に注目し、その再現に挑みます。 こちらで展示している下膨れの水指は、桃山時代の茶道具を彷彿とさせるような、力強く個性的な姿をしています。古備前のコーナーに展示している桃山時代の水指とも比較しながらご覧ください。