ごあいさつ

FAN美術館開館に寄せて

本美術館は備前焼の陶芸家藤原啓の美術館をベースとして新たな世界の現代美術作品を収集した複合的な美術館としてオープンしました。

備前の地域の文化芸術のアイディンティティーである土の文化と景観を根幹として世界の高いレベルの美術作品を多くの皆様に鑑賞していただき、芸術の心に触れたその思い出が皆様の感性を揺り動かすことのできますよう素晴らしい芸術の場を提供していきます。

また、日本の美術工芸の素晴らしい魅力と世界の優れた現代芸術の作品に触れ、さらに現在の若手現代芸術家たちの作品の紹介や芸術家の育成事業にも貢献できる美術館として世界発信していきたいと考えております。

FAN美術館館長  保科 豊巳

保科 豊巳(ほしな とよみ)略歴
東京藝術大学副学長

東京藝術大学副学長東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻。2002年~03 文部科学省在外研究員として渡米、アメリカ及びヨーロッパの環境芸術インスタレーションの新しい可能性について研究。2010年に香川県小島にて瀬戸内国際展「第一回STORY OF THE ILAND ART PROJECT」プロデュース。主な作家活動は、1982年「第12回パリビエンナーレ」パリ市立近代美術館、2003年第2回「大地の芸術祭」妻有トリエンナーレ展、2008年「国際メディアアートビエンナーレ」北京、2014年 市原ビエンナーレ展「3D山水画プロジェクト」、上野の森美術館大賞展招待出品等。

アートをもっと身近に楽しめるものに

FAN美術館は今までにない美術館を超えた美術館をつくることを目標にしています。

従来の美術館は学芸員は裏に篭り、来館者は壁にかけられた絵を難しい顔をしながら鑑賞するのが常でした。価値が認められた作品は厳重な管理のもと限られた環境で、限られた人たちの目にしか触れることを許されず、まだ価値が認められていない若手の作品は人の目に触れることも許されない。そんな旧来型の美術館から、よりアートを体感できるものに、体験できるものに、未来の体験をより豊かなものにする切っ掛けとすべくFAN美術館はアートとの接点になります。

備前焼、古陶磁、人間国宝(国の重要無形文化財に認定された作家)の展示コーナーでは、卓抜した技術に裏打ちされた本物の文化遺産に触れる体験を。現代アート、アートオリンピアの展示コーナーでは先鋭されたセンスを呼び起こす体験を。

「伝統と現代との接点(出会い)と融合」をコンセプトに、故きをたずねて新しきを知ることのできる体験を。学芸員はみなさまと美術品が出会えるようアートコンシェルジュになり美術品とみなさまの接点になります。

ときには自然のなかからアートを探しだしてください。作品が語りかけてくる声に耳を傾けてください。イマージョンスポットでアートに参加する体験をしてみませんか?『初めての体験との出会い』をご用意しておまちいたしております。

理事長  山口 伸廣

山口 伸廣(やまぐち のぶひろ)略歴
実業家/逆境コンサルタント/人間国宝美術館館主/アートオリンピア実行委員長

1948年、長崎県生まれ。20代で設立した建築会社を皮切りに、建築・不動産業を中心に事業を経営。 自らも作陶を嗜むなどアートへの造詣が深く、人間国宝が実際に作陶した茶碗で抹茶が頂ける「人間国宝美術館」、 全国各地に出張して無料で美術品を展示する「出張美術館」、東京藝術大学教授が考案したアート教育をカリキュラムに持つ幼稚園運営など、持ち前の発想力で次々にアート関連事業を具現化。2015年には、第九代 東京藝術大学学長 (現東京藝術大学名誉教授) 宮田亮平氏を審査員長に迎えた国際公募展「アートオリンピア」の創始者として、企画を統率。第1回目となる2015年大会は、世界52カ国から計4186点もの作品が寄せられるなど、大好評を博した。2017年第2回大会はさらに多くの国に広がりを見せ、世界82カ国から3828点の作品が寄せられた。

 

感動の体験へのいざない

 

 

FAN美術館理事 小勝のぞみ(こかつのぞみ)
略歴 国立台湾芸術大学博士課程修了 芸術学博士 書家
111111FAN美術館 ミュージアムカフェ「桃の樹」制作