伊万里IMARI―その伝統と美―2021.2.6~2021.8.8

企画展のご案内

江戸時代、磁器の製法が中国・朝鮮より伝わったその当時から現在まで、伊万里焼はまさに日本磁器の代名詞として、その名声を恣(ほしいまま)にしてきました。

古伊万里、松ケ谷、古九谷、金襴手、柿右衛門そして鍋島。産地や年代によって様々な形態の変容はあれど、余白を基調とした和様の趣味や、豪奢絢爛の華やかさを兼ね備えたその端正な様式美は、国内を問わず海外の地でも、高く評価され続けています。

本展覧会ではそうした「伊万里」の美を現代の人間国宝の作品と見比べながら紐解いていただくとともに、江戸の文化を染め上げたその多種多様な表現方法について、ご感取いただければと存じます