人間国宝美術館のご紹介

FAN美術館の3つのアートプロジェクトの一つ、人間国宝美術館についてご紹介をさせて頂きます。

人間国宝美術館は、神奈川県湯河原町にある美術館です。国から重要無形文化財保持者の認定を受けた、いわゆる人間国宝の陶芸・人形・漆工・染織などの工芸作品を中心に、近代絵画や古陶磁などを約1200点所蔵しています。平成19年1月の開館以来、年中無休で休まず開館しています

JR東海道線の湯河原駅から徒歩20分ほどの場所にある当館では、入館券を購入後、まず4階の展示室に通されます。そこでは館長が特別企画展の見どころを解説するDVDが放映されており、予備知識を付けて作品鑑賞をすることができます。展示室は、2階から4階まであり、特別企画展のテーマに合わせて常時150~200作品をご覧いただけます。
人気のある特別展は、人間国宝の人形と茶道具をテーマとしたものです。特に平田郷陽や堀柳女など人間国宝の人形作品は、特に力をいれて収集しており、現在80作品以上所蔵しています。人間国宝の人形作品の所蔵数は、日本一ではないでしょうか。

作品鑑賞後、皆様に人間国宝など有名作家が作成したお茶碗で抹茶を提供しています。浜田庄司、金重陶陽、三輪休雪など12,3碗の中から、お好きな作家の茶碗を手に取り、抹茶をいただくことができます。この抹茶のサービスは開館以来続けているもので、大変好評をいただいています、

また、1階のミュージアムショップでは、全国から取り寄せたこだわりの商品とともに、人間国宝の作品も販売しています。当館では、美術は見るだけではなく、実際に手に取り、そして買わなくては真の理解は得られないと考えています。
美術品は、日常生活に必要ないと思われがちですが、実際に美術品を購入して自身の部屋に飾ると、部屋の空気が一変したり、明日への活力となったりと、心や生活に大きく影響します。人間国宝美術館では、館長や学芸員も皆このことを身をもって知っているので、美術品を手にする喜びを来館された方にも知っていただきたいとの思いから、館内で美術品を販売しています。

人間国宝美術館は、美術品を見て、使って、買える美術館なのです。

人間国宝美術館
副館長兼学芸員 早川匡平